北斎展へ

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東京国立博物館へ
「北斎展」を見に
行きました。

終業時間となり、
コートを羽織り、
鞄を持って退社。
電車乗り継ぎ、
走って走って
博物館へ。
19時前到着。

20時まで開館とあって
同じこと考えるサラリーマンは
多いようで、結局30分くらい
入口周辺で行列に入る。

富獄三十六景を主に風景画、北斎漫画という人の表情を描いたものや、
興味をそそる役者など芝居絵、美人画、虫・魚・動物・静物など物の絵、
羅漢や鍾馗といった人物画など見ている時間が足りないくらいに
300点もの…!!!修業時代から晩年までの葛飾北斎の絵画が並ぶ。

タッチが浮世絵的だったり、墨絵的だったり…と
物や人物の線が細かく、幾何学的な図形のようなものも
あったりと、筆やモノの視点はもお職人としか思えない。

海や山、川の風景画を見ていると波の音や風の音、
旅の絵は人の歩く足袋の音や会話、
何かを作っている職人姿は金槌やのこぎりなどの
道具の音や職人たちの声が聞こえそうなくらい、
目に焼き付けられ、躍動感があるように感じられる。

芝居絵も面白く、忠臣蔵の名場面を描いたものがあり、
九段目は戸無瀬、小浪、お石のやりとりを中心に描かれているが、
よく見ると、奥の屋敷の入口には虚無僧姿の加古川本蔵、
横には大星由良之助が障子から様子を伺っている。
七段目は平右衛門とお軽のやりとりに、縁の下にいる九太夫、
籠にある石を見て驚く伴内、手紙読む由良之助。
五段目は銃を構える勘平に、走る猪、与市兵衛と定九郎のやりとりなど
全段通して、構図とバランスがうまくできて驚かされた。
「矢の根」に出てくるような宝船の絵もあって、このような絵を見て
江戸の人々は新年を迎えたことが伝わってくる。

しっかり図録も購入してしまった。
もっと早く行けば良かったと後悔。時間をかけてゆっくり見てみたかった。
しかし、このような機会に恵まれたのはホントささやかな幸せの時であった。

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