年末見たもの…「河内山」、「椎茸典座」「この花」

年明けてなんなんですが…
年末見たものを記録します。

平成17年12月16日(金)
国立劇場:社会人のための歌舞伎入門・「河内山」
河内山:幸四郎/直次郎:染五郎/松江候:彦三郎/高木:段四郎
数馬:高麗蔵/浪路:宗之助/大膳:幸右衛門/おまき:歌江/和泉屋:錦吾ほか

地味ながら…彦三郎さんの松江候がいい。
大名の格もさることながら、前段の大膳が数馬が浪路と不義しているということを聞き、
嫉妬する表情や、河内山とのやりとり、「バカめ!」と言われてのウケ方と、
ただのスケベな殿様のイメージが強い中で、格を大事とし、坊ちゃん気質の強い
わがままさを出して面白かった。
幸四郎さんの太々しくて小気味いい河内山に、段四郎さんの器の大きい高木、
幸右衛門さんのずる賢くてどこか間抜けなぶりがいい大膳~と適役だった。
解説役の染五郎さんが、原作者である河竹黙阿弥のことをもっと突っ込んで
話をして欲しかった。

平成17年12月22日(木)
国立能楽堂:狂言「椎茸典座」、能「この花」

「椎茸典座」は、悪行で地獄にきた男(千三郎)が
閻魔王(千五郎)に裁かれようとするところ、僧(千作)が現れ、
椎茸を題材に説法する。
その説法は現代の飽食や贅沢、人の生き方・清貧を説いている。
曹洞宗がバックボーン。茂山家門弟である網谷正美作の狂言。
台詞の中に現代の言葉を散りばめて、現代を皮肉る。
千作さんの僧がホント尊く圧倒される。
千五郎さんの閻魔王も面を被っているが表情があるような感じ。

秀吉が花見に来て、桜を好むうえに梅の木を切ろうするところへ
梅の精が現れ、秀吉を説いていく復曲能「この花」。
秀吉が能狂言を好み、狂言「いろは」?を秀吉・家康・三成で演じたという話も
聞いたことがあった。どちらかというと、”豊公”と名乗り、自分の戦さでの実績を
描いたものが多いようだが、「この花」はそれらとは違い、風情ある作風となっている。
上演時間100分!!
変化舞踊的な楽しさがあり、小鼓が梅に留まる鶯の鳴き声のように聞こえる。
アイで山本東次郎さんが30分近く桜梅の話をするのには圧倒された。
能自体まだ未消化のところ多く、見るという行為で精一杯であるが、
この日は椎茸典座が眼目だったので、話には聞いていた、気になっていた
秀吉の能が見れて良かった。

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