新作能「紅天女」

2月24日 18:30~ 国立能楽堂
国立能楽堂 特別企画公演

阿古夜・紅天女 : 梅若六郎
仏師・一真 : 福王和幸
東の者 : 茂山七五三
西の者 : 茂山千三郎
月影千草 : 岩崎加根子
藤田六郎兵衛、亀井広忠ほか演奏。

漫画「ガラスの仮面」の劇中劇である「紅天女」を能として劇化上演。

南北朝の争い絶えない時代、不吉なことが続き、帝は仏師を探し、
仏像を彫らせようとする。
選ばれし仏師は、村の女性から、仏師一真と阿古夜という女性に会い
魅かれあう話を聞く。
神力使う阿古夜と、一真の恋。やがて、神木を切って仏像を彫ろうとした
一真は、天女となった阿古夜と再会する。
阿古夜は自然の摂理を説いて飛び去っていく。

漫画の中で、月影千草が梅の里で演じたものを能舞台で甦る。

今回の展開は…

月影千草の独白

東の者、西の者が国内の天変地異を狂言風に説明。

仏師登場。女性と会い、阿古夜と仏師一真の恋を話す。

阿古夜と一真の切ない恋話が展開。
一真を助けた阿古夜…恋することで、生まれながら持つ神力が薄れていく。
村民はそれを危惧し、二人を引き離す。

東の者、西の者が再び現れ、争いはやめ、協力して天変地異に立ち向かう。

天変地異をとめるため、仏像を彫るのを選ばれた一真は、禁足の地にある
梅ノ木を使おうと切ろうする。

梅ノ木から現れたのは、天女になった阿古夜であった。
天女の舞をし、自然の摂理を説いて、天へと去っていく。

事前に漫画を購入し予習して行ったので、漫画の世界がどうなるのか?
イメージわかず…しかし、能の静寂な世界にぴったりはまり、台詞も
現代語に近いのでわかりやすく、伝わってくるものが迫ってくる。
漫画の華やかで、迫力ある世界はたりなかったが、美しさは能にはまる。
漫画のような詳しさ・細かさは難しいが、無駄を省き、よくまとまっている。

梅若さんが気分良く舞っている様子が伺え、福王さんが漫画の桜小路くんが
演じているようで、漫画の美男子キャラそのものである。
七五三さん、千三郎さんも愛嬌あるし、メッセージを伝えていく。

原作の美内すずえさんに、宝塚の植田さんも手伝っていてかなりの力作。
漫画から一人歩きした感じ。
これから洗練されていくのを期待したいです。
とりとめのない感想になってしまいました。(--;

この記事へのコメント

yukinama
2006年02月25日 00:33
天女の引っ込みを見ていたら、実は明後日、
過日亡くなった祖母の49日法要があって
お墓に納骨される。
天女の去っていくのを見ていたら、大げさ、
勘違いで申し訳ないが、祖母が天女で去って
いくように見えて涙ぐむ。
梅若さん、ファンの皆さん、ごめんなさい。

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