9月12日 特別展・広重が描いた日本の風景

9月某日
特別展
歌川広重没後150年記念 広重が描いた日本の風景(後期)
神奈川県立歴史博物館にて

横浜へ出かけた際、県立博物館の前を通りかかって
気になって見てきました。

博物館所蔵の丹波コレクションから「六十余州名所図会」を中心に
展示されていました。
丹波さんは、戦前から趣味で絵画類収集されていて、収集の
喜びを綴ったメモなども展示されていました。

江戸、箱根、富士山、金沢八景、近江八景、京都大阪、四国、
九州、東北松島など全国に渡る名所の数々が絵画として
一気に並んでいました。

江戸時代の人々はなかなか旅行なんて行けなかったと思うので、
このような絵を見ながら見聞を広め、いつか行ってみたいなんて
思いながら、眺めていたのだろうと感じました。

歌川広重は全国を回ったとか回らないだとか説があるようですが、
回っていたらスゴイよなあって思いました。

作風は、高いところから眺めたような風景画が多く、視点の楽しさも
あって、大・中・小・極細の筆を巧みに使いながら又線や点描っぽい
書き方で細かく描写されています。
色使いも鮮やかで、立体感に躍動感を感じます。
旅する人、漁をする人、建築や屋台など働く人々の漫画のような表情も、
その人々の息づかいに、仕草や動き、その声や音など聞こえそうです。
版にするときも、滝は細かい凹みなど入れて立体感を表したりしています。
集中力とセンスが交じった職人肌的な描き方のように見えました。

目が覚める、胸がすくような心持ちで博物館を跡にしました。

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