12月8日 映画「やじきた道中 てれすこ」

19年12月8日
映画「やじきた道中 てれすこ」
新宿歌舞伎町内の映画館にて…

帝国劇場「モーツァルト!」を見終わり、
文楽見に行く友人と別れ、足運んでみた。

ご存知…中村勘三郎さん何十年ぶりの映画主演である。
共演も、柄本明さん、藤山直美さん、笹野高史さん、
波乃久里子さんと演舞場2月公演組であって、
何が起こるか?読めない?映画かもしれない…

品川宿・花魁(小泉今日子)の逃亡の手助けをした
やじさん(勘三郎)と、芝居で失敗したきたさん
(柄本明)。花魁の故郷へ行くロードムービー。
淀五郎、狸賽など落語ネタも散りばめられ、静かな
映画である。
どうってことない映画であるが、最近あまり見なく
なった人情映画的である。

“てれすこ”とは、巨大な魚で、食べると滋養にいいと
言われる架空の魚である。落語ネタでもあるらしい。
花魁のために、やじさんときたさんがこのてれすこを
探すという話かと思ったら、まったく違う内容でした。
大詰めに、やじさんがてれすこ(実はふぐ)を食べるところは
出てくるのだが…いまいち意味不明~

勘三郎さんのやじさんは、花魁が手切れ使う指細工を
したり、花魁が惚れているという勘違いのおかしさ、
花魁似の女房とその倅に夢の中で会う姿は涙ものであった。
(こういう演技はうまい)
台詞や仕草など落語の長屋世界の人そのもので圧巻である。

役者であるきたさんが、忠臣蔵四段目で袴が滑って
師直(ベンガル)を刺す演技をしてしまうおかしさ
(本蔵は弥十郎さん)や、それを宿でコケにされ、
酒乱を起こしてしまうきたさんの柄本さんの怪演ぶりが
楽しい。

キョンキョンの花魁もしたたかでかわいらしい。
笹野さんの花魁の父もとぼけているし、久里子さんの
女将の異様さ、直美さんの表情だけの愛嬌ぶりなど
楽しい。

ほか、松之助さんの番頭のおかしさ、「あっちゃんの
ベビーギャング」で勘九郎少年と共演している淡路さんの
出演は特別な意味があるし、寛平さんの奉行のとぼけぶり、
国村さんの親分のふてぶてしさ、松重さんの吉原の使いの
凄み、三三さんの“俺は画面に出たい”と言わんばかりの
出演ぶりなど…わずかな出ながら味を出している。

道中は大井川を渡ったばかり…続編はあるのか??
渡邊監督と勘三郎さんの趣味的な映画であるが…
京都まで行って欲しいような気もする…

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