9月15日 映画「落語娘」

9月15日 「落語娘」 シネスイッチ銀座 16時上映分

12のとき、叔父に落語の素晴らしさを知ったかすみ(ミムラ)は
高校と大学で落研に所属し落語一途な青春を送る。
憧れの柿紅(益岡徹)に弟子入りを志願するが断わられて、
その場にいた平佐(津川雅彦)に気に入られ弟子となるが、
寄席にも出れず奇行で破天荒な落語家で師匠に困らせられる
かすみだった。
そんな平佐が禁断の噺「緋扇長屋」に挑戦する。
そのネタは演じる者が必ず死ぬというものだった。

「しゃべれどもしゃべれども」でも、言葉を伝える難しさなど
感じたが、この映画はなかなか印象的な台詞が多い。
「言葉には時々霊が取りつく」
「人を喜ばすことに高尚なんてありゃしねえ」
「噺自体が魂を持ってしまうこともある」
ほとんど津川さん演じる平佐が発するものが多いのだが
的を得ていてグサッとくる台詞だった。

落語監修に柳家喬太郎さんや柳家喬之助さん、隅田川馬石さん
がされていて、ミムラさんも「景清」「子ほめ」や「寿限無」など披露
する。怖気ず、堂々と、かわいらしい落語を披露してくれる。
禁断の噺を披露する津川さんも堂々して、独特の空気をかもし出す。
貫禄と重厚ぶりを見せます。
太鼓や出囃子、ネタ帳の記入、各師匠へのお茶出しや下足番など
前座修業も垣間見れることができる。また女性ということで師匠の
セクハラぶりも見ることに…何とか断わるかすみ(ミムラ)でしたけど。

「緋扇長屋」は、吉原通いで勘当された若旦那が吉原通いで知り合った
仲間に世話を受けながら、同じ長屋の女の子と相思相愛になる。
しかし、その女の子の母親が因業婆で女の子を大店の主人へ妾に
出そうとする。女の子は若旦那に「さらってくれるよね」と懇願する…
因業婆を殺すため、長屋に火をつけるが、誤って女の子が焼死して
しまう。後悔する若旦那の前に女の子の霊が現れる…
緋扇とは、若旦那が女の子にプレゼントした扇子が赤い扇子で、
長屋が燃えたとき、扇が開くように燃えたといわれから…
平佐が稽古中そして実演中、その女の子の霊が現れるが…
噺のオチに、平佐のオチに、かすみのオチと…あれあれあれ?である。

ミムラさんのかすみは明るく活発な女性。落語をこよなく愛し、
落語に骨をうずめる覚悟ゆえ、厳しい・いやらしい・戸惑う修業に
耐える姿が切ない。いい加減な師匠ながら、ついていく姿も楽しい。
津川さんの平佐は貫禄十分。破天荒な芸人ぶりをいやらしくふてぶて
しく見せる。久しぶりのこの方のエロいいやらしい演技も見せてくれる。
噺家のリーダーぶりを発揮しようとする益岡さんの柿紅、色気あって
したたかな伊藤かずえさんのTVプロデューサー、絵沢萌子さんの
前回演じて亡くなった噺家夫人のふてぶてしさ、かすみの後輩の
森本亮治さん、寄席の常連のなぎら健壱さんなど要所で活躍する。

ネットカフェで怪しい男の昇太さん、高座で少し出てくる喬太郎さんに
喬之助さん、禁断の噺でなくなる金田龍之介さん、笑福亭純瓶さんと
わずかながら顔を出す。

緋扇長屋は喬太郎さんで聞いてみたい。
でも、コワイのダメって言われていたからやらないかも…

今見たいもの…DMC、おくりびと、20世紀少年、パコと魔法の絵本、
次郎長三国志、しあわせのかおり、ヨコヅナマドンナ、マルタのやさしい
刺繍…全部は見られないなあ。行く人いたら、誘ってぇぇ~!!!

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