5月5日 歌舞伎座~おくりびと など

画像

朝から歌舞伎座へ。

さよなら歌舞伎座公演
五月大歌舞伎 昼の部
歌舞伎座
11時開演 三階B席












団十郎さんで見たかったが、海老蔵さんで。
フンと顔をそらす仕草などの茶目っ気さ、
歌舞伎座さよならを台詞に入れるところは泣かせる。
新開場のときも、海老蔵さんで見たいと思いました。
三階後方で全体がよく見えました。

猩々
富十郎さんの猩々が五月人形ぽく、端午の節句の心境。
フィギュアがあれば欲しい。
御身足悪いのに無表情で淡々と踊る姿は印象的。
魁春さんの立役も珍しい。

手習子
芝翫さんで。
八十翁が幼い娘を踊る。
若手が時分の花なら、芝翫さんの場合、
扮装したら既に幼い娘…という感覚になる。
歩み方や雰囲気がまさに幼い娘ぶりで不思議であり、
ある意味反則にも感じた。
歌舞伎役者ってホントに不思議な存在かもしれない。

加賀鳶
道玄の悪事が効いた黙阿弥もの。菊五郎さん初役。
序幕をうかがうと、さすがチーム菊五郎でアンサンブルが
効いて圧巻です。
菊五郎さんはやはり松蔵の人。
道玄は平気で人は殺すはゆするは姪は売っちゃうは…と
いう影が足りなく、明るい悪役に見えてしまう。
まだ初日開けたばかりなのでこれからか。
時蔵さんも同じ。仇っぽいところはなかなか。
梅玉さんの松蔵が探偵ぽく、道玄をやり込めるところは
巧みで楽しい。
菊五郎さんが通しをやりたいと言われているので
楽しみにしたい。

戻駕
松緑さんと菊之助さん、右近くんで。
駕かき実は久吉と五右衛門だったという舞踊。
廓ばなしなど、動きと常磐津が文楽ぽく、清楚な
菊之助さんと赤面で豪快な松緑さんが楽しい。
右近さん、今時の娘ぽさ。声変わりが不びんだが
踊りっぷりで見事カバーしている。

昼の部は見応えあるけど、妙に長いと感じました。


映画 つみきのいえ~おくりびと
アカデミー賞受賞記念で歌舞伎座近くの映画館で
見てみる。

「つみきのいえ」は、水没しながら、家を上部に
組み立てていく老人が愛用のパイプを水の中へ
落としてしまう。パイプを取りにダイバーとなり、
水没した箇所をまわり、今まで生きてきた証を
再び見いだす13分のアニメ。
ノスタルジックでキュンと切なく13分でした。
とても日本人が描いたアニメに見えず、異国情緒
あふれる作風になっていました。

おくりびとは、チェロ奏者が楽団解散で地元山形に帰り、
再職したのが納棺師。最初は妻にも言えず、軽蔑と
職の見下しで悩むが、死者を送る仕事で遺族に
感謝を受けながら自信をつけていく。
見る前は、生死の話かと思っていたが、新入社員研修
なんぞやっているからか、“働くとはどういうことか”と
感じながら見てしまった。
いくら死体の片付けとはいえ、遺族に感謝されるという
過程を見て、どんな仕事でも感謝されるのかなと感じた。
山崎努さんのベテラン納棺師が本木雅弘さんの駆け出し
納棺師に、やってみるか~と声をかけ、ハイと返事する
シーンは、私事ながら、過日大失態をした職務について、
指導していただいた前任者が私に
「おい、書類作ってみろよ」と初めて言われたときの
嬉しさを思い出した。
「死は門だ」と言う笹野さんの葬祭場係の台詞に
泣かされました。
いつか新入社員研修で使いたい映画です。

夜は演舞場出演者によるトークショーへ。
諸事情あり詳細は書きませんが、福助さんの楽しい
語り口、芝雀さんのおしとやかさ、錦之助さんと
染五郎さんのお子さま想いと終始笑いっぱなしで
楽しかったです♪

この記事へのコメント

maroon6
2009年05月07日 14:48
また、失礼します。演舞場のイベントの件ですが、今回はそれぞれの後援会の方だけの参加ときいたのですが、yukinamaさまもどちらかの会にはいっていらっしゃるのですか?
yukinama
2009年05月07日 15:13
maroon6さん

コメント有難うございます。
おぉ~つっこんだ質問が!
一応おっさんながら入会させて頂いて
おります。
ご承知の通り、詳細は避けさせて
頂きました。すみません。

この記事へのトラックバック