23年6月18日 新橋演舞場 六月大歌舞伎 昼の部

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23年6月18日
新橋演舞場
11時開演
三階右側席

頼朝の死
石切梶原
連獅子

仁左衛門さんとお孫さんの千之助さんでの
連獅子が眼目。
市山流の振り付けでいつも見るのと少し違う振りも
あり興味深い。例えば、狂言師の引っ込みが親が先とか、
毛ぶりはおもだかと同じような三段の板で。
親の威厳や大きさを寡黙に品格で見せる仁左衛門さんの
親獅子に、その背中を追いかける健気な千之助くんの
子獅子でやはり見に来て良かった。
子に負けじと毛を振る親もいるが、この二人は子が親を
追いかけるような雰囲気であまり毛を振らなくても親は
親なのだと存在感を感じた。
愛之助さんと錦之助さんの宗論で。
後見は松之助さんと仁三郎さん。

意外だった染五郎さんの頼家の頼朝の死。
二世というプライドと世間知らず又、生まれながらの将軍で
品のよさが朗々たる口跡で惹き付けられる。秀逸だ。
青果賞取れると思う。
時蔵さんの政子の凄み、歌昇さんの思慮深い政治家ぶりな
大江、自棄的な愛之助さんの重保、かれんな孝太郎さんの
小周防など揃う。
若い世代の青果物ながらよく見せた。

自在な吉右衛門さんの石切梶原。刀の目利きから試し斬り
での思慮深さそして胸好く爽快な石切と六郎太夫、梢への
情があり、肚で受け止める今盛りな梶原ぶりだ。
歌六さんの源氏への思いがある六郎太夫に、女ながらの
浅はかさやかわいさある芝雀さんの梢。
貫禄ある段四郎さんの大庭に、当たり役で派手で活発な
歌昇さんの俣野、種太郎くん、種之助くん、米吉くんの
並び大名など後世に印象づける舞台だ。

あまり昼は連獅子以外期待していなかったが、
意外と見応えあった。

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