25年1月) 平成24年5月の観劇録

五月花形歌舞伎 新橋演舞場
夜の部 平成24年5月3日 1階席
昼の部 平成24年5月19日 3階席

染五郎さんと七之助さんらの通し狂言「椿説弓張月」。
敗走した源為朝の流浪を描いた三島由紀夫の作品。
三代目猿之助さんで見た以来の上演で、染五郎さん
で再度蘇る。
染五郎さんの為朝は敗走のはかなさがありながら、
流浪の地で颯爽と事を解決し去っていく格好よさがある。
上品の中に女性の怖さと凄味そしてかわいらしさがある
七之助さんの白縫姫、散っていくはかなさある愛之助さんと
福助さんの高間夫婦と芝雀さんの為朝妻、歌六さんの
渋い治太夫、勘三郎さんの記憶残る翫雀さんの阿公の
古怪さ、鷹之資さんも出演。
染五郎さんが演じたことにより三島さん持つ自虐と倒錯の
世界が残った。

昼は翫雀さんの情あるお玉と獅童さんの優しさある西郷の
「西郷と豚姫」。
福助さんの独壇場である「紅葉狩」。獅童さんの維茂。
種之助さんと隼人さんの従者が印象的。
愛之助さん与兵衛の「女殺油地獄」は、福助さんのお吉、
歌六さんと秀太郎さんの与兵衛両親、翫雀さんの七左衛門
らの助演があり世界を作り上げている。
愛之助さんの与兵衛は放蕩ぶりの中にさみしさやどこに
ぶつけていいかわからない怒りの矛先が見えるよう。



Mr.Children POP SAURUS Live
平成24年5月9日 大阪ドーム

昨年のライブに感激し、再び結成20年を記念してのライブへ。
わざわざ大阪まで行く、ここで野球も見たことがない大阪ドームへ。
ちょうどこの日はデビューした日の一日前で前夜祭的な雰囲気。
往年のヒット曲から最近の曲まで歌う、あいにく帰りのバスに
間に合わないため、アンコールで退場してしまったが、相変わらず
の桜井さんの少年ぽいMCなどキャラに高らかに響く歌声に
やはり涙する。曲名はあまり覚えていないが、一曲ずつ優しさや
人を愛することなど何か伝わってくる。ずっと聞いていきたい曲
ばかり。
大阪まで、それも日帰りで足を運んだかいがあった。
帰りは大阪の友人に車で梅田のバス乗り場まで送っていただき
ました(汗)



文楽 平成24年5月公演 国立劇場 第1部 
平成24年5月12日 11時 後方列

加藤正清の活躍を描いた「八陣守護城」と「蝶の道行」。
人形遣いや義太夫・三味線というよりは、この「八陣守護城」と
いう歌舞伎でも御座船しか出ない演目でその半通しがわかり
関心した。正清の生きざまが玉女さん扱う人形から伝わってくる。
最後は正清と城が一緒になるという神がかり的な雰囲気が何とも
言えない。
「蝶の道行」は歌舞伎のどこか擬人化した舞踊より、人形の方が
違和感になく見やすい感じ。



団菊祭五月大歌舞伎 大阪松竹座 昼夜
平成24年5月26日 11時 3階席 16時 1階席

団菊祭とあって、団十郎さんと菊五郎さんが競演そして
三津五郎さんを主に海老蔵さんと菊之助さん、松緑さんの
若手中堅の舞台もある。

昼は松緑さんの松王丸に、海老蔵さんの源蔵、菊之助さんの
千代で「寺子屋」。松緑さんの松王丸は初めて見るかもしれない。
前半の首実検までのすごみと後半の改心が明確なる松王丸。
ほか亀三郎さんの玄蕃、梅枝さんの戸浪と次世代の「寺子屋」。
菊五郎さんの軽妙な右京と団十郎さんのわわしさある玉の井での
「身替座禅」。まさに大人の遊興ぶりがうかがえる。
またかと思いつつ、惹きこまれる藤十郎さんの「封印切」。
実際は年の差ある菊之助さんの梅川を得てほんと守ってあげたい
女性ぶりで「封印切」に新たな発見を見出すよう。三津五郎さんの
八右衛門、左団次さんと東蔵さんの治右衛門夫婦。

夜は団十郎さんの光秀で「太十」から。
謀反人の凄味と判断誤って家族を翻弄させる悲劇が団十郎さんの
光秀の苦渋さが伝わってくる。菊之助さんの十次郎のはかなさ、
菊五郎さんの久吉の爽快な裁きぶり。東蔵さん皐月や時蔵さんの
操、梅枝さんの初菊など一座らしい華やかさと切なさがある。
海老蔵さんの「高杯」はちょっと頭が足りない太郎冠者ぶりの海老蔵
さんが楽しいようでややきもい。松緑さんの高足売、市蔵さんの大名。
三津五郎さんと時蔵さんの「ゆうれい長屋」。ゆうれいを派遣に使う
商売をする弥六。妻に三下り半を突き付けられ目的を失った男が
味わう束の間の幸せと幽霊から学ぶ皮肉さが三津五郎さんと時蔵さん
から伝わってくる。どこか現代に通じる山本周五郎の筆が鋭い。
飲み屋の女性と一緒に行く。意外に「太十」が良かったと感想あり。


http://yukio-n.at.webry.info/201205/article_6.html

併せて、南座の玉三郎さんの展示会へ。
ちょうど「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が上演され、その舞台機構を
見せる。
玉三郎さんが演じられた舞台衣装や小道具、舞台写真、ポスターなど
展示されている。天守物語の獅子頭など迫力ありました。
玉三郎さんの美学が満載な展示でした。



市川亀治郎大博覧会 (渋谷ヒカリエにて) 平成24年5月4日?

市川猿之助襲名を控えた亀治郎さんの経歴と舞台を一気に展示
されている。
4月演じた勘平に際し、共演者が寄せたメッセージや写真の
微笑ましさや、幼いころから今までの写真や学業などの記録も
興味深い。
ブレイクする大河ドラマ風林火山から映像の世界での活躍や
猿之助歌舞伎から浅草を主として演じてきた舞台の数々を写真や
衣装、そして四の切の実際の舞台再現、亀治郎の会で演じた
四の切のドキュメント(語りはケンケン=尾上右近さん)映像上映、
自分の趣味である焼き物なども展示もあり、亀治郎人となりを
感じる一つのアミューズメントパークみたいな博覧会でした。
グッズも豊富で、もう一度行きたかったが、1度きりとなってしまった。
猿之助襲名がますます楽しみになってきた!
渋谷ヒカリエもオープンしたばかりで人混みをすごかった。
このためにお練りも開かれた。


ほかにエリザベートや宝塚花組を見に行く予定であったが、仕事が
重なり、仲間に行ってもらったりする。
仕事の立場上、行けないことも見受けられるようになってきた。

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