25年1月5日 前進座劇場ファイナル公演

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25年1月5日
前進座劇場 11時開演 花道外
前進座劇場ファイナル公演
~三十年の感謝を込めて
三人吉三巴白浪

前進座劇場が閉館へ。
初めて行く劇場ながら最初で最後。
定員535名という小規模な劇場。
二階もない、中村座とあまり
変わらないかもしれない。
花横で拝見したが、舞台や役者の
距離も近い。
何で以前足を運ばなかったか、
なんか悔やまれる。

ほぼ満席、支援団体や友の会の方が
占めるのかな。
高齢の方が子どものような笑顔で
舞台を見ている姿が微笑ましい。

三人吉三の通し。
同じ吉三とつく盗人に百両の金と
宝刀庚申丸が絡む。
十三郎が百両無くしたところから
始まり、大川端、伝吉内、お竹蔵
でなく大恩寺前、吉祥院、火の見櫓
まで丁寧な通し。
おとせがお嬢の前で百両落としたり、
お竹蔵でなく大恩寺前でお坊と伝吉が
田圃で立ち回りなど、わかりやすく、
時には理屈ぽく展開する。
すっきりしてわかりやすい。
また役者で魅せて、惹きこまれる。

矢之輔さんの和尚吉三は大きく、
お嬢とお坊への義兄弟を大切にし、
兄貴分で安定し芝居を締める。
國太郎さんのお嬢吉三は中性的魅力
で、かどわかされた過去を背負い、
どこかさみしげな雰囲気がある。
芳三郎さんのお坊吉三は、ニンから
坊ちゃん気質があり、家没落で
ヤケに走る若者ぶりが伺える。
松浦豊和さんの土左衛門伝吉が
口跡よく好好爺みたい。印象残す。
辰三郎さんの久兵衛が市井で生きる
世界を作る。

中島宏太郎さん(源次坊ほか)、
早瀬栄之丞さん(十三郎)、忠村臣弥
さん(おとせ)の改名披露や、幕切れ
に矢之輔さんから前進座劇場閉館の
挨拶もある。
ネクストと題し、次世代の劇団員の
公演も組み込まれている。

梅之助さんや圭史さんも出ていない
舞台ながら、矢之輔さんが引っ張る
よう。
また、三人吉三の大川端での義兄弟
の契りは、これからの前進座の節目
とだぶるよう。
劇場がなくなるというのは、役者に
はやはり不安な心境になると思うが、
老朽化と時代の流れか。新たな模索と
舞台の活躍を祈りたい。

恒例五月国立劇場公演は、御浜御殿
と一本刀土俵入。梅之助さんも出演。

勘三郎さんの月命日、矢之輔さんの
和尚を見ながら、コクーンの和尚を
思い出した。

お見合いで来て以来の吉祥寺。
井の頭公園に古本屋、商店街モール
など散策する。
相変わらず一日歩いても飽きない街で
ある。



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