25年9月23日 国立劇場文楽公演 伊賀越道中双六 第二部



国立劇場小劇場
16時半開演 後方席

通し狂言 伊賀越道中双六
第二部
藤川新関の段
竹薮の段
岡崎の段
伏見北国屋の段
伊賀上野敵討の段

文楽二部へ。
鍵屋の辻の仇討描いた伊賀越道中双六
の後半。

眼目は岡崎の段。
二時間の長丁場ながら、政右衛門と
志津馬に、股五郎舅であり政右衛門
師匠山田幸兵衛が立ちはだかる。
また政右衛門妻お谷との再会と仇討の
辛苦描かれ見応えある。
妻を捨て子を殺してまでも仇討に
骨を折る政右衛門の姿と、志津馬の
仇討のための色仕掛け的な行動、
婿股五郎と弟子政右衛門に挟まれる
幸兵衛の苦悩、妻お谷と幸兵衛娘
お袖の悲しみと惹きこまれた。

岡崎の段はどこか袖萩祭文に、
伏見北国屋の段は忠臣蔵十段目に
作風が似ている。

呉服屋十兵衛の最期描かれる伏見
北国屋もあり、伊賀越の展開と
歌舞伎で上演の難しさもわかる。

竹薮から岡崎そして仇討と玉女扱う
政右衛門の大きさ、岡崎受け持つ
嶋大夫の渾身の語りが印象深い。
勘十郎扱う渋みある幸兵衛と、小気味
いい奴助平が楽しい。
岡崎からバトンタッチ受ける千歳大夫
が岡崎から仇討ちに向け旅立つ政右衛
門、志津馬ら勇ましく語る。
お谷と十兵衛扱う和生の儚さや
助平息吹き込む三輪大夫の調子良さ、
伏見北国屋を語る英大夫も良かった。
清十郎の志津馬、一輔の瀬川、文司の
林左衛門ほか。

政右衛門編で歌舞伎でやって欲しい。
政右衛門 仁左衛門、志津馬 愛之助
お谷 秀太郎または扇雀、お袖 孝太郎
山田幸兵衛 我當、幸兵衛女房 竹三郎
林左衛門 薪車、股五郎 亀鶴
十兵衛 翫雀かな。
岡崎は役者揃わないとできない演目と
感じました。

東京公演は本日千秋楽。
関西の方は十一月の文楽劇場へ
ぜひ足を運んでほしいです!

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