25年9月18日 彩の国シェイクスピアシリーズ28 ヴェニスの商人

彩の国さいたま芸術劇場
18時半開演 二階中央あたり
蜷川幸雄 演出
出演
市川猿之助
高橋克実
中村倫也
横田栄司
大野拓朗
間宮啓行
岡田 正ほか

猿之助さんのヴェニスの商人を見る。

友人のバサーリオの婚礼のためにシャイロックに
借金するアントニーオ。しかし借金返済が叶わず、
証文にある通り、アントニーオの身体の肉一ポンドを
切り取られる羽目になるが~。
蜷川幸雄さん演出、女役含め男性だけの
シェイクスピア演目の上演シリーズ。

猿之助さん演じるシャイロックがユダヤ人の
コンプレックスや高利貸としての価値観と悪行
そして悪運尽きての形相と哀れに猿翁さんや
段四郎さんミックス的で肚芸や歌舞伎チックの
怪演ぶり。
シャイロック通じての肚芸や歌舞伎チックな舞踊所作や
忠臣蔵三段目や先代萩の仁木みたいなところもある。
シェイクスピア演目がやや歌舞伎演目に類似や接点が
あることを伝えてくる。
猿之助ファンは必見です。
高橋克実さんほか女役含めキスまでして役になりきる。

舞台のベースにある宗教や人種差別、価値観の描き方
の中で、シャイロック通じての金の亡者と対照的に、
アントニーオの友人バサーリオとポーニャ、その召使
グラシアーノとネリッサ、シャイロックの娘ジェシカと
ロレンゾーと理性を失うくらい狂おしい恋愛ぶりを見せ、
愛と金、命と愛を伝えてくるよう。人の温もりが金に勝つ、
買えないものとも訴えてくるみたい。
逆にユダヤ人が持つケチぶりはこの演目からもきている
かもしれない。だから、ユダヤ人はシェイクスピア演目が
嫌いと思われるようにも感じた。

中学の文化祭でクラスでこの演目を上演した。
私は大道具係で法廷での公爵が座る椅子を支える黒子を
やった。
法廷から法廷後まで通し上演だったと思う。
それから三十年後、本日改めて観劇し、この演目の全体が
わかり、中学で上演したことはある意味無謀とも感じた。
年齢重ねると感じ方も変わると改めて認識する(笑)

会場は彩の国さいたま芸術劇場という与野本町にある。
たまたま大宮から与野本町を通過し武蔵浦和まで戻って
しまうから感じたか、通勤快速も止まらない駅に、これを
見るために足を運ばせる集客力の不思議さ。
蜷川演出と配役と演目、劇場の設備充実なんだろうが、
イギリスはシェイクスピア作品を主に芝居といわれる通り、
芝の上つまり屋外で上演されるらしい。電車や車で郊外へ
観劇に行く…つまり与野本町まで行く感覚は同じなのかも
しれない。

遠いがまた行くよ、この劇場!

長々の乱文すみません

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