TOPPA!と千五郎狂言会

6月16日にTOPPA!、6月30日に千五郎狂言会をいずれも大蔵流茂山家の狂言である。

TOPPA!は、千三郎さん、正邦さん、茂さん、宗彦さん、逸平さん、童司さんというメンバーで
やっている修練の狂言会。
今回は千三郎さんの秘曲「狸腹鼓」の披きでこの狂言会はエンディング。
横浜能楽堂にて。

狸に畑を荒らされ困る猟師は狸を捕らえている。
狸は尼に化け、その猟師を戒めるが正体がバレる。
五穀豊穣を祈る意味で狸は腹鼓を打ち、猟師を喜ばせ山へ帰っていく。
千三郎さんの熱演ぶりに感動。
猟師は千五郎さんで迫力ある。
後見が七五三さんで正座しつつ前のめりで見つめる。
井伊直弼作の狂言でゆかりある横浜での公演で感慨深い。
ほか、正邦さんの賭けで負けて売られてしまう太郎冠者が活躍の「縄綯」。
自分の役柄でないと言われ演じた茂さんの「悪太郎」がつく。

千五郎狂言会は当主である千五郎さん中心の狂言会。
千五郎さんは「蚊相撲」と「朝比奈」を演じる。

「蚊相撲」は相撲好きで召使を増やそうする大名(千五郎)と蚊の精(茂)を
連れてきてしまった太郎(宗彦)の当惑…
わがままでどこか茶目っ気ある千五郎さんの大名。

「朝比奈」は閻魔王(正邦)が地獄の不景気に人を何とか地獄へ引き込むが、
その人こそ七つ道具を持ち、力の強い朝比奈(千五郎)だった。
朝比奈を見て思ったのは、姿格好がシンプルながらも荒事っぽいのだ。
背中にのこぎりやかなづちなどの七つ道具をもち、片手には竹をもつ。
閻魔王がちゃちをいれてもびくともしない重み、動けば閻魔王もたじたじの勇ましさ。
狂言は歌舞伎よりも古いから多分歌舞伎役者がこっそりと姿や仕草を盗んだのかも
しれない…と思いながら見ていました。
そういえば、江戸時代の絵画には朝比奈の力強い絵があるが。
正邦さんの閻魔王も、ピエロみたいに見えて、憎らしくなく愛嬌ある。

「蚊相撲」「朝比奈」のほかに千作さん愛嬌独壇場の「口真似」がつく。

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