23年1月19日 手帳

午前、お客さんが来て、メモを取ろうと手帳を
探すと机上にも鞄の中にもない。
手帳を開いた記憶が昨夜の池袋周辺までしか
記憶にないのだ。

その手帳にはスケジュールから仕事の記録や覚書、
愚痴に意見などの私感も書いていて、人にあまり
見られたくない内容もある。

いくら探しても見つからず、気になり上司に頭を下げ
一路池袋へ向かった。
近くの交番に遺失物届を出して、落とした辺りを
探してみたり、方々へ連絡して伺ったり、自宅に
連絡して探してもらったりした。

結局見つからず…
諦めようにも諦められず。

悪意のある人が拾ったから謝礼くれと高額要求されたり、
何かの連絡先が書いてあって先方に迷惑をかけるの
ではないかと不安がよぎる。
自分に開き直れと言い聞かすがふっきれず、動揺が
激しい。
厄年だからなと思ったり。

池袋から戻り、上司に再度お詫びして仕事をするが
集中できず。

再度回りを
探してみると…
探してみると~
探してみると~
探してみると~
探してみると…

なんと!

机と書庫の間に挟んだ状態で
手帳があったのだ。

鞄から出して置いたとたん、なんかの弾みで滑って
間に落ちたらしい。

ほこりかかった手帳を拾い上げ上司に“あった”と
知らせると、苦笑いされ、叱りたいような表情しているが、
「良かった」と呟かれた。

職場のメンバーにも平謝り。
「そんなもんですよ」と言われたり…
警察や方々に「ありました」とお知らせし、自宅には
「アホ、早く帰ってゆっくり頭冷やせ」と受話器ごしに
怒鳴られた。

赤面止まらず、また違う動悸がする。

“穴があったら入りたい”とはこういうことを言うのだと
改めて感じた。

ふと
「曽根崎心中」で徳兵衛をだまそうと印判を隠した
九平次や、碁打ちをしていて帰りが遅くなり大金を
なくした「文七元結」の文七、碁打っていて席をはずした
主人がお金を取られた(実は妙な場所にしまっていた)と
いう疑いをかけられる「柳田格之進」など思い浮かべた。


落語のようにこんなことあるのかなって思いながら
今までは聞いていたけど、似たような行動で恥ずかしく
なった…

そそっかしさと妙な疑いを人間はついしてしまうのだと
思わぬ教訓を身に付けさせられた。

疲れてるのかな…という一言では片していけない。
ぼーっとしているから慎重さ用心深さも必要だ。

手帳見つかってホッとはしたものの…
どうしてよいのかもどかしい、体裁作る、つくづく反省な
一日でした。

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