24年9月23日 国立劇場文楽九月公演 第一部

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国立劇場小劇場
11時開演 後方席
粂仙人吉野花王
夏祭浪花鑑

国立劇場文楽公演昼へ。

やはり重みは欠けるが、「夏祭」の住大夫代役・
文字久大夫さんの“三婦内”に源大夫代役・
相子大夫さんの“長町裏 団七”殊勲もの!
親子でないのに、師匠と弟子の口伝が
活きていて、師匠譲りな語りで驚かされる。

夏祭の簑助さん遣うお辰に、長町裏での
玉女さん遣う団七、勘十郎さん遣う義平次に
魅せられました。
上記相子大夫さんの団七に英大夫さんの義平次で。
文楽の長町裏はまさに泥の臭いがしてくるような
生暖かい暑い夜を思わせる。
道具屋も付き義平次の悪党ぶりがわかりやすい。
ふと病気療養中の中村勘三郎さんの団七が見たいと
思ったりも。

初めて見た呂大夫さんの団七に伊達大夫さんの
義平次、玉男さん遣う団七に文雀さん遣う義平次の
印象強く、世代交代を改めて感じた。

粂仙人吉野花王は文楽版鳴神。
役者が演じると生々しいが、人形では色気や力強さは
それには及ばないがどこかメルヘンチック。
鳴神でいう絶間姫である花なすは女形には珍しい
足がついていてなかなかの美脚でした。
千歳大夫さんの花ますに三輪大夫さんの仙人、
津國大夫さんに相子大夫さんの僧が笑わす。
いぶし銀の玉也さん遣う仙人に、可愛らしく凛々しい
清十郎さん遣う花ますで。

幕切れに、仙人の六法のような引っ込みと団七の
韋駄天の引っ込みと見比べる楽しさもありました。

大阪市長発言がいろいろ妨げるが熱い舞台と感じた。
発言にとらわれず、のびのびと公演ができるよう祈りたい、
応援したい。

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