25年1月3日 新橋演舞場 寿初春大歌舞伎 夜の部

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25年1月3日
新橋演舞場 16時開演 一階席

今年の初芝居です。
雀右衛門さんの一周忌追善がつき
残念ながら団十郎さん休演で
夜は幸四郎ショーみたいに…
しかしながら、幸四郎さんが
七段目の由良之助をされることで
近い親戚とあって、追善に花を
添える形になったと思う。

その追善の忠臣蔵七段目。
茶屋遊びする由良之助に
討入りに加わりたい足軽の
平右衛門に勘平を亡くした
お軽が絡む。
吉右衛門さんの元々侍でなく
不器用ながら情がある平右衛門に、
芝雀さんの可愛らしいお軽の
兄妹愛がよく、討入りに加わりたい
平右衛門に夫を亡くし先が見えなく
なったお軽の姿が討入りへの悲劇が
浮かぶ。だから、由良之助の九太夫
への憤りが改めて伝わってくる。
判官夫婦、お軽勘平、平右衛門お軽、
由良之助親子に本蔵親子と討入りに
向けて様々な別れのドラマがある芝居と
ふと振り返った。

幸四郎さんの由良之助は風格あり、
知略家と風流人の二面性があって、
内から出る怖さまたは凄みがある。
友右衛門さんに廣松さん、廣太郎さんの
浪士や力弥に、つなぎ仲居が京妙さん、
京蔵さん、京紫さんほかと京屋一門が
要所で活躍される。
家橘さんの九太夫、男女蔵さんの伴内、
秀調さんの間ほか。

逆櫓は題名に謎かけているように
騒動で子を取り違えた義仲残党と
漁師。やがて子が誤って討たれた
ことを知る漁師だが…その漁師こそ
残党の一人樋口であり、仮の夫婦
から生まれた子が身代わりなり
義仲の子は保護される。なんか
深い話で改めて驚かされた。
幸四郎さんが文楽人形のような
大きさで芝居を引っ張る。
梅玉さんの畠山がしっかり裁き役に
なる。福助さんのお筆が主従と漁師
一家の間で揺れる姿が切ない。
錦吾さんの権四郎が孫思いな好好爺
ぶり、高麗蔵さんのこよしが松右衛門
実は樋口と子思いが伝わる。

大喜利の釣女。
一人身の自分には羨ましい話か(笑)
無妻の大名と太郎冠者が恵比寿様に
頼むと釣竿から嫁を釣れとのお告げが。
三津五郎さんの醜女がお多福やら
福笑いみたいな可愛らしさ。
大真面目にやられてるからなおさら
可笑しく。
対する又五郎さんの太郎冠者は、
おおらかな踊りっぷり。醜女を
そこまでいやがらなくても…(笑)
人使い荒そうで明るい橋之助さんの
大名に綺麗な七之助さんの美女。
三津五郎さんと又五郎さんコンビの
舞踊はこれからも見たい。

久しぶりの9時前終演。
おもちを食らうかのように
歌舞伎を見た感じ。



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